ワークショップ親子「墨絵に挑戦〜竹田の梅花をえがこう」開催報告

1月19日(土)に、墨絵のワークショップを開催しました。
墨絵のワークショップは6月にも行いましたが、その時は子ども限定で色紙に模写をしました。今回は大人も子どもも参加でき、作品を飾る掛け軸も作りました。


本日の題材となる田能村竹田の「梅花宿鳥図」のレプリカを展示し、生い立ちや墨絵とのかかわりなどをお話ししました。



墨の濃淡で表現するので、3段階の濃さの墨を用意しました。筆も中筆と面相筆の二つがあり、本番の前に練習をしました。筆や墨の使い方、折れ線・直線・曲線、ペンで描くのとは違った難しさがあります。



下書き模写をしたものに、色を付けていきます。水彩絵の具とは違う、岩絵の具などの本物を使います。使用するのは4色です。
色を付けるとまた絵の表情が変わってきます。滲んだ感じや淡い感じが難しいです。



墨絵を飾る掛け軸も手作りをします。簡単な材料で本格的な掛け軸の完成です!作品にさらに趣がでてきます。



できた!!立派な作品に仕上がりました!


墨絵というと白黒の世界を想像しがちですが、このように色がついたもの、お花や動物を描いたものなど、様々な世界があることを知っていただけたらと思います。
家で筆と墨を用意して絵を描くことはなかなかないことなので、とてもいい体験になったのではないでしょうか。
こちらの作品は、1月いっぱいまちなか支局の2階に展示しています。一般の方の観覧も大歓迎なので、ぜひ皆さんの作品を見に来てください。
展示の様子はこちら!


★リンク先★
県立美術館推進局